Concept 開発コンセプト

 

 

 篳利胡は、次の3点を考慮して開発したユニークなリード楽器です。

 

1.「誰でも簡単に音を出せる」
2.「極めれば表現力に優れた本格的な演奏ができる」
3.「小型で、いつでもどこでも持ち歩いて楽しめる」

 

 篳利胡は細い竹で作ります。一節分を雅楽で使われる篳篥(ひちりき)ぐらいの長さに切り、指穴を8つ開け、節の部分をマウスピースの形に削ってソプラノサックスやアルトサックスなどの既存楽器のリードを付けて音を出します。いわゆるバンブー・サックスの仲間です。

 

 音色は、篳篥に似てはいますが、より柔らかい音色で、篠笛のような笛をイメージさせる音色も混ざったような響きがあります。演奏の仕方によっては、中国の弦楽器「二胡」(にこ)のような雰囲気を出すこともできます。運指はリコーダー程度の難しさで、すぐに覚えることができるでしょう。

 

 このような特徴を持つことから、「篳篥」の「ヒチ」と「リコーダー」の「リコ」を合体させて「ヒチリコ」とし、二胡のイメージも持たせた漢字を当てはめ「篳利胡」という愛称を付けました。

 

 なお、当初は篠竹(しのだけ)を使っておりましたが、現在は、入門モデルは篠竹を使い、上級モデルは和歌山県が主な産地の黒竹(くろちく)という黒い竹を使っています。この黒竹製のモデルを篠竹製と区別するため便宜的にVer.2としています。